研究と社会との繋がりを意識させてくれたEDGE

北海道大学大学院工学院 山石 直也 三好 洋紀

私たちは大学院工学院修士課程に在籍し、山石は半導体放射線検出器材料に係る研究、三好は高温動作電子部品の制作に取り組んでいます。日々の研究活動は厳しいですが、指導教官や研究室の仲間に支えられながら、充実した学生生活を過ごしています。

ただ、大学院修了後のキャリアを考えたときに、次のような思いが出てきました。

①工学だけではなく、他分野、特にビジネスに係る分野を学びたい

②他の学生が取り組んでいないプログラムに参加することで、視野を大きく広げ、社会に貢献できる人材になりたい。

③研究と社会とのつながりを、ビジネスの観点で再確認し、自分たちの研究にフィードバックさせたい。

しかし、残念ながら、工学院ではこれらの思いを実現する機会がなかなかありませんでした。そんなときに、教員から勧められたのがEDGEへの参加でした。

EDGEでは、ビジネスを擬似的に体感できる「ビジネスゲーム演習」、会計を理解し活用する力を身に付ける「ビジネス基礎」、企業が抱える現実の課題に対し、チームで解決策を探り提案する「DEMOLA」の3プログラムに参加しました。これらは、ビジネスの基礎から応用・実践への流れに沿ったプログラムとなっており、ビジネス分野への知見が乏しい私たちにとっては最適な内容でした。

EDGEでの学習プロセス

EDGEに参加して得られた成果は、次の通りです。

①マーケティングの視点から、私たちの研究を俯瞰できるようになり、「マーケットイン」を意識した研究開発に取り組む基礎ができた。

②経営管理の観点から、企業全体の財務(収益性・効率性・安全性)状況を確認し、より効率的な研究開発への視座を高めることをできた。

③様々な分野の方々と交流・協働することで、多角的な視野で事象を検討し、新しいビジネスプランを考える土台ができた。

そして、EDGEに参加して最も大きかった成果は、今取り組んでいる研究を加速度的に進めること、そして、社会への貢献を念頭にキャリア形成を図っていく強い意志を持てたことです。

私たちは、大学院の修了まであと1年ほどありますが、今後は、EDGEで学んだことを、私たちの研究、そして将来の夢の実現に向け活かしていきたいと思います。

※所属は投稿時のものです