EDGEを通じ、やりたいことが明確になり、発展させることができました

北海道大学工学部 小松航樹

私は北海道大学にて建築環境工学を専攻しています。古今東西、建築学生の学生生活とは、日々設計の課題に追われる多忙なものであるそうです。私もその例に漏れず、あまり健康的とは言えない、多忙な学生生活を送ってきました。夜を徹して建築図面や模型と格闘するような毎日です。そんな日々を繰り返しながらある日、「豊かな都市生活を提案する立場にある私たち建築学生が、豊かさとはほど遠い生活をしているのではないか」と気が付きました。物事に夢中になりすぎるあまり、自分たちが当たり前だと思っていた感覚が、世間一般のものと大きく乖離してしまうことはよくあることです。

「本当に豊かな生活とは何か?」友人たちと意見を交わしながら、空き屋改修や個展会場デザイン等のプロジェクトに取り組み始めたのが今から2年ほど前のこと。自分たちが考える「豊かな生活」を地でいくための活動でした。しかし次第に、仲間内での議論はとかく蛸壺に入りがちであることに気が付き始めます。抽象的な観念論を乗り越えるためには、学内外の方々と意見を交わすことで、やりたいことをより明確にし、発展させる必要があったのです。そのための方法を模索していたときに出会ったのが、2018年2月に北大とチームラボ主催で行われた「チームラボと考える未来のコネクティッドカー(アイデアソン)」でした。

このアイデアソンで私は、幅広い年代、様々なバックグラウンドを持つ人々が、意見を交換し、新しいアイデアを創発していく姿を目の当たりにしました。「自分がやりたいことを実現するには、この方法が良いのでは」と感じ、アイデアソン終了後、早速友人たちとプランを考え始めました。イベントの開催経験がなかった私たちの企画は、当初中々まとまらず、大変なもどかしさを感じたことを覚えています。ブレイクスルーとなったのは「チームラボと考える未来のコネクティッドカー」で知り合ったEDGEのスタッフの方々との意見交換でした。PR方法や当日の進行方法等について相談しながら、より良いアイデアソンになるよう検討を続けました。

そして、2018年6月の北大祭時に「ITS×札幌未来創造アイデアソン(https://www.hokkaido-edge.jp/archives/580) 」を開催しました。このアイデアソンの企画・運営から学んだことは、「与えられた機会を待つのではなく、自身が能動的に活動の場を創出すること」の重要性です。

アイデアソン当日の様子

アイデアソン終了後、私は「起業」に関心を持ち、現在は「北大起業部」の一員として活動しています。「起業」という方法が、自分の想いを具体化する有効な手立てであると分かったからです。

2019年4月からは、大学院に進学して研究活動を進めるとともに、EDGEへの参加で育んだ「起業家的」マインドを活かしながら、社会的課題の解決にも取り組みたいと思います。

※所属は投稿時のものです