第5回「起業家×北大生チャレンジトーク」PASSION of ENTREPRENEUR 開催報告

日時:令和元年6月20日(木)18:00~19:30
場所:北海道大学学術交流会館1F小講堂
主催:EARTH on EDGE北海道
協力:北海道大学起業部

EARTH on EDGE北海道では、アントレプレナー教育の一環として「起業家×北大生チャレンジトーク」を開催しています。このイベントは、ノーステック財団との連携事業「世界を変える!ビジネスアイデアコンテスト」での入賞を目指す学生・社会人の支援を目的としています。

今回は、お二人の講師をお招きし、それぞれのお立場からの「起業論」を語って頂きました。伊勢ファーム・伊勢昇平氏からは「ブルーチーズドリーマー~仕事とは夢をかなえることである~」、株式会社MARVELOUS代表取締役・志水洸一氏からは「宇宙美容アーティスト~1割の人しかやらない!夢の叶え方~」のテーマでご講演頂きました。

▲伊勢氏(右)と志水氏(左)

伊勢氏は、旭川市江丹別町出身。牧場(伊勢ファーム)経営とともに、2011年から加工品(チーズ)製造・販売を開始、「江丹別の青いチーズ」は国産の食材において史上初、ANAとJAL国際線ファーストクラス機内食に採用されました。現在は、世界一のブルーチーズ作りを目指すとともに、地元・江丹別の活性化に向け様々な活動を行っています。

志水氏は、美容師出身の起業家。2010年に美容室と化粧品製造を始めてから、開発した石鹸を基にロケット燃料を開発した他、新種のオイルを開発し、特許を取得。今年秋には、特許を活かした新ブランド「nanomi」のリリースを予定しています。

今回の講演について、北海道大学起業部の学生2名が感想を寄稿してくれました。

●「昨日の最高は今日の最低にしろ」。伊勢さんが高校生時代に出会った英語講師の言葉は、私に強いインパクトを残しました。そして、伊勢さんのように、日々向上心をもって行動することが、自分の能力を最大限に活かして成功するきっかけになると強く感じました。

また、伊勢さんが、自分の能力をカードゲーム「大富豪」に例えたことが強く記憶に残っています。「『大富豪』と同じように、自分の持ち札を知らずして勝利することはできない」、「持ち札を最大限に活かす事は、手元にない札を手に入れようとするよりも重要」、そして「ゲームの中で『革命』を起こしてしまうと、今まで自分が弱いと思っていた札が、実は強かった事に気づく」。私は、講演で得たこれらの言葉を大切にしていきたいと思いました。

今まで私は、大人たちに「人の役に立つ仕事をしなさい」と言われてきました。しかし、伊勢さんは「まず自分の欲求を満たすために頑張れ」と説いてくれました。その上で、「欲求を満たすために頑張ることで、知らぬ間に他人のためになっているから」とも話してくれました。私も、自分のために頑張る事を誇りに思いながら、より一層頑張りたいと思いました。そして、世界でオンリーワンかつナンバーワンのものを提供していきたいとも思った次第です。

志水さんが「一日一日を大切にする」と言ったことは、先の伊勢さんも同様に心がけているそうです。一般的に、人は特別な日に蝶ネクタイをつける傾向がありますが、志水さんは「毎日を特別なものにする」という信念から、交通事故にあって以来、毎日蝶ネクタイを着けているそうです。また、「意識して日々の行動を変えている」とも話していました。その理由は、「毎日の行動を変えることで毎日を大切にできる」そうです。
私も毎日を大切にするために、まずは伊勢さんや志水さんが心がけていることを真似、日々を過ごしていきたいと思います。

■伊勢さんは、「自分の生まれ持った環境や素質、アイデンティティは、ものの見方や考え方次第でコンプレックスにもなり得るし、逆に、他者にはない自分だけのオンリーワンな長所にもすることができる」と語ってくれました。この話を聞いた瞬間、改めて私は、自分の内面を深く考察してみようと思いました。
また、伊勢さんは、仕事を独特の定義で捉えていました。「自分のエゴから生じた夢であったとしても、その実現に向け、ただ自分を信じて突き進むことが『仕事』。あとは、いかにそれを社会全体が持つ欲求と重ね合わせることができるかです」。「仕事」について考えることが多くなってきた私にとって、伊勢さんの仕事の定義は、心が激しく動かされるものでした。

志水さんのお話では、「起業とは『わらしべ』」との言葉が印象に残りました。伊勢さんの考える起業観とは異なるものの、こちらも共感できるものでした。志水さんの起業プロセスと、昔話の「わらしべ長者」を重ね合わせたこの話で、最も印象的だったのは「5秒ルール」でした。次のわらを掴むポイントは5秒ルール、つまり、目の前に現れた選択が分かれる事象に対し、迷わずに直感で”Do”を選ぶことが大切ということです。

お二人のお話は、共感できる部分も多く、また刺激的な考え方がたくさん散りばめられていて、楽しく「ハッ!」とさせられる機会となりました。

(文責:事務局)